2021年4月30日金曜日

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event_note4月 30, 2021 editBy 東京ペリカン forumNo comments
メンタルルーティン療法は近年注目されている精神療法の一種です。日々の生活を規則正しく丁寧に繰り返す事で、精神の安定をはかり人生をより良くする事を目指す療法です。

1.メンタルルーティン療法とは?

2.メンタルルーティン療法(簡易版)

3.コーチメソッド(指導用)

4.マスター(未公開)

その他:体験談 / 療法ニュース等もご覧ください。


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2021年4月10日土曜日

メンタルルーティン療法とは?

event_note4月 10, 2021 editBy 東京ペリカン forumNo comments
メンタルルーティン療法の基本的な方法、効果やメリット・デメリット、療法の流れなどについて解説します。




メンタルルーティン療法はさまざまな精神疾患の治療に活用されている心理療法の一つです。思考や行動をパターン化し、軽い動きを伴う生活を続ける事で精神のストレスを減らしていく方法のことを言います。この記事では、メンタルルーチン療法の基本的な方法、効果やメリット・デメリット、実践するときの流れなどについてご紹介します。


目次
メンタルルーティン療法とは?
メンタルルーティン療法の具体的な流れは?
メンタルルーティン療法が行われるのは、どのような場合?


メンタルルーティン療法とは?



わたしたちは日常、物事を主観的に判断します。しかし、その判断には人それぞれ癖があります。例えばストレスを感じたりした時、悲観的に考えて落ち込み、それを引きずる人もいれば、すぐに立ち直る人もいます。これは認知の違いから生じています。


学習の理論をもとに患者の行動の変容を促す「行動療法」と、医師が患者の認知の歪みを捉え、積極的にアドバイスをすることで治療の効果を期待した「認知療法」などと同じ精神療法の一種です。「メンタルルーチン療法」は、規則的な行動で精神の安定と回復を促します。

うつ病や双極性障害、パニック障害、強迫性障害など、さまざまな精神疾患の治療にも有用とされ、欧米また近年日本でも注目されています。


認知と感情、行動の関係性について
同じ出来事でも人それぞれ認知の仕方や、生じる感情が違い、またその先の行動も異なります。
例えば、下記のような状況を例に挙げて、認知と感情、行動の関係を見てみましょう。



図の考え方だと、「上司とのコミュニケーションを避ける」というマイナスの結果になってしまいます。しかし、もしここで「上司がメールを確認していないだけかもしれない」という別の認知をした場合、感情や行動も変化する可能性が高くなります。

つまり、出来事を「どう認知するか」で感情や行動が変わるため「認知」と「行動」、そして「感情」は密接に関係していると言えます。

認知の歪みが起こることで生じる、つらい感情や憂うつ感を軽減するために、認知や行動の変容を整えるのがメンタルルーチン療法の基本的な考え方となります。


メンタルルーティン療法の具体的な流れは?



メンタルルーティン療法は、知識のある医師や認定を受けた相談者のもとで受けられます。 実際に受ける場合は、以下のような流れで行われます。
 ①本人の問題となっていることの確認やアセスメント(情報収集・整理)
 ②本人の望ましい行動のリスト作り
 ③プログラムの実施と見直し

プログラムの実施については、リストを作るだけではなく、「OODAループ」を取り入れて行います。


メンタルルーティン療法が行われるのは、どのような場合?


メンタルルーティン療法には、薬物療法と同じくらい、あるいはそれ以上の効果があるとされ、現在さまざまな精神疾患の治療に取り入れられています。

例えば、下記のような疾患が挙げられます。
うつ病 双極症 統合失調症 社交不安障害(社交不安症・対人恐怖症) パニック障害(パニック症) 強迫性障害 PTSD(心的外傷後ストレス障害)




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2021年4月9日金曜日

メンタルルーティン療法(簡易版)

event_note4月 09, 2021 editBy 東京ペリカン forumNo comments
メンタルルーティン療法とは、主に精神疾患の症状を穏やかにし回復する効果の期待できる療法です。特にうつ病、双極症、統合失調症等に、またその他の精神の不安定な症状の方にもお勧めできる療法です。



【 効果・効用 】
1.うつ症状の改善
2.精神の安定
3.行動力の向上

【 実践方法 】
1.やる事のリストを作ります。
2.リストのタスクを順次行います。
3.全て終わったらリストを見直します。
4.1に戻ります。
5.これを繰り返していきます。

【 一般的な例 】
1.起床したら歯を磨きます。
2.朝食
3.出勤
4.帰宅
5.部屋の掃除、洗濯
6.夕食
7.リストを見直します。
8.自由時間

【 スキル 】
1.細分化
 朝の行動のベッドメイク、着替え、洗顔、歯磨き等々の中で、例えばベッドメイクをシーツ替え、枕カバー替え等に分け出来る事だけを行うようにする。この事で、そのタスク(やる事)全てを省かずに部分的に一つを行う事で習慣づけを行うことが出来ます。

2.準備のみの形
 床掃除のワイパーがやりたくなくてもワイパーのペーパーだけは取り換えておいて次のタスクに進む。やる気が起きない事でもルーティンの流れ通りに進み、始める形だけは取るようにしたい。


《 解説 》
メンタルルーチン療法は簡単で楽に続けられる療法です。ですから貴方にもきっと効果が表れるでしょう。始める前に疑問を持ったりおっくうがらないで下さい。ベッドから起き上がってトイレに行ける方ならこの療法を始める事が出来ると思います。治療のメカニズムについてはかなり複雑で心や脳についての基礎的な知識が必要となりますので、「ウォーキングは心と体にいいものだ。」位に思っていていいと思います。疑問が御座いましたらお気軽にお問合せ下さい。




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2021年4月7日水曜日

コーチメソッド(指導用)

event_note4月 07, 2021 editBy 東京ペリカン forumNo comments


【 コーチの役割 】
1.コーチは利用者と話し合いを行い、行動の項目(タスク)を決める手助けをする。
2.コーチメソッドを参考に助言する。

【 コーチメソッド 】
簡単な事から少しずつ
躊躇するときは勢いよく思い切って
歩いてもらう(移動)
見本動作を見せる
タスクの仕上がりを見せる
状況に応じてレベルを緩やかに上げ下げする
タスクは飛び越しても良い
できるだけ身近な所で行う
毎日出来るだけ同じ順序で行う
週に一回のタスクは組み込む(カレンダーを使用)

休憩するときにコーヒーやタバコなどの嗜好品だけに偏らないようにする
タスクは紙に書いておく
順序を厳密に守る必要は無い
タスクの追加、削除、内容の変更は適宜行う
タスクは手帳に書く事をすすめる
タスクに所要時間を設定しない
タスクが実行できない時でも、場所に行く、物に触れる、タスク名を口に出す、実行をイメージするなどを行う
タスクの実行が難しい時はタスクを簡素化する
認知行動療法、暴露療法などの他の療法はタスクを行っている時は止めておく

タスクを書く時に記号を使わない。文字の大きさを揃える。色を使わないようにする
タスクを実行するにあたり意味を深く考えないようにする
予定の全タスクを完了する必要はない
創造的な事をタスクとしない(マスターは可能)
仕事をタスクとしない(マスターは可能)
他の人のためになる事をタスクとしない(マスターは可能)
他の人と協力する事をタスクとしない(マスターは可能)
一日の内に同じタスクを行っても良い
状況に応じてタスクの負荷を減らす
メンタルルーチン療法が負担に感じたら即やめる
タスクに番号を振らない

タスクの数を増やす事や長くする事を目標としない
仕事や用事が終ったらタスクを再開する
他の療法と併用しても良いが、タスクに組み込まない(マスターは可能)
用事がある時は中断しても良い
休息時間、遊びの時間を増やす目的でルーチンを短くしてはいけない(マスターは可能)
自分が楽しく思う事はタスクにしない(マスターは可能)
完璧こなす事が目的ではない
少しだけスムーズにしていく、だが程々に行い、又ゴールを決めない
少しだけ早くしていく、だが程々に行い、又ゴールを決めない
少しだけより良くしていく、だが程々に行い、又ゴールを決めない




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